シュガー ガール
当たり前になると、大切さを見失い易いから常に感謝の気持ちを忘れたくない。


__皆、私と友達で居てくれてありがとう


心の中でそうとなえると、無我夢中で梨を細かく切り刻んだ。


最近はストレスなんて無いはずなのに、梨に恨みがあるんじゃ無いかと言うくらい切り刻んでゆく。


「明日菜……。
目が怖い……」


気付いたら冷たい視線で私を見つめている夢と夏海。


「なんか、ストレスでも有るの?」


心配そうな表情で、そう聞いてきた。
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