シュガー ガール
列の横脇には小さなお店がズラーッと並んでいる。


その土地の名物が売られていた。


列は着実に神社に向かって移動する。


私はボーッとした頭で、店先で売られていている品物を眺めていた。


そんな中見付けたのは、手作りっぽい甘酒。


甘酒って、お酒なのかな……?


そんな事を考えながら甘酒を見ていると、陸斗に声を掛けられた。



「明日菜」
「ん?どうしたの?」
「甘酒飲みたい?」


甘酒を飲んだら、体が温まると聞いた事が有るっけ。
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