シュガー ガール
それは、間違いなく私の本音。
私は陸斗が好き__
でも、今の関係を壊したくないから告白はしない。
でもね……。
来年も再来年も陸斗の隣で、空に浮かび上がっては消えてゆく花を見たいと切実に願ってしまう。
「明日菜ちゃん!夢ちゃん!!これ、俺からのプレゼント!!」
センチメンタルな気分に浸っていた私は、大地の声によって現実に引き戻される。
大地の手に視線を写すと、何故か両方にイチゴ飴を持っており、差し出してきた。
「も……、貰っていいのかな……?」
「2人の為に買ってきたんだから、受け取って!!」
「ありがとうございます……」
可愛くお礼すら言えない、私。
「明日菜。良かったな!」
「うん!」
「明日菜は甘い物大好きだもんな?」
「うん……!」
なんだか、陸斗に子供扱いされている気がするが、イチゴ飴は好物だから嬉しい。
舌で舐めると、こんぺいとうに似た味がして幸せな気分になってしまう。
「大地さん、優しい!!イチゴ飴食べたかったの!!ありがとう!!」
可愛い女の子の見本みたいな、喜び方をしてイチゴ飴を頬張った夢が羨ましくて仕方がない。
私は陸斗が好き__
でも、今の関係を壊したくないから告白はしない。
でもね……。
来年も再来年も陸斗の隣で、空に浮かび上がっては消えてゆく花を見たいと切実に願ってしまう。
「明日菜ちゃん!夢ちゃん!!これ、俺からのプレゼント!!」
センチメンタルな気分に浸っていた私は、大地の声によって現実に引き戻される。
大地の手に視線を写すと、何故か両方にイチゴ飴を持っており、差し出してきた。
「も……、貰っていいのかな……?」
「2人の為に買ってきたんだから、受け取って!!」
「ありがとうございます……」
可愛くお礼すら言えない、私。
「明日菜。良かったな!」
「うん!」
「明日菜は甘い物大好きだもんな?」
「うん……!」
なんだか、陸斗に子供扱いされている気がするが、イチゴ飴は好物だから嬉しい。
舌で舐めると、こんぺいとうに似た味がして幸せな気分になってしまう。
「大地さん、優しい!!イチゴ飴食べたかったの!!ありがとう!!」
可愛い女の子の見本みたいな、喜び方をしてイチゴ飴を頬張った夢が羨ましくて仕方がない。