シュガー ガール
胸を高鳴らせながら、クラス分けの張り紙を見に急ぐ。

向かった先には、沢山の1年生がクラス分けの結果を見に来ていた。



集団に苦手意識を持ちながらも、クラス分けの書かれた紙に近付く。



私は1年3組だ。

心の何処かで、永遠と一緒のクラスになれる確率を考え、凹んでいたが、2人とも1年3組の欄に名前が書かれている。



「明日菜！私達、同じクラスだよ！！」
「本当に嬉しい！！」



普通の人からしたらクラス替えなんて、それ程重要な事じゃないかも知れない。



でも、友達が永遠しか居ない私からすると、今年は他にいい事なんて無くても良いから＿＿

1年分の運気を使い切ってしまっても、構わないから＿＿

永遠と同じクラスになりたかった。



中学校になっても、永遠がいる。



沢山話をして、もっとなかよくなりたいな。なんて、思ってドキドキに胸を咲かせていたが、永遠には沢山のお友達が居る。



だから、教室に入っても永遠は私にだけ構っては居られない。

それを、理解して教室に入ったつもり。



でも、沢山の友達に囲まれた永遠とひとりぼっちの私をどうしても比較して落ち込んでしまったりする。
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