シュガー ガール
確かに、元気になった優真。

明るい表情を見ていると、こちらまで幸せな気分になれた。

なんだか、人の役に立てた感じすらする。



「優真ありがとう!」
「えぇ!お礼を言うのは私だよ……」
「まあまあ!リビングに行こうか!!」
「うん!」



リビングに見向かうと勉強を始めたが、気が付くと陸斗に視線を取られていた。


高校のブレザーの制服も凄く似合っていて、かっこいい。



「明日菜!!」
「うん?」
「ちょっと、話いいかな?」


そう言い出したのは、夢。

夢と2人で喋るだなんて久しぶりだな。と、思いながら「いいよ!」と返事をすると2階に移動した。



「明日菜ー!!」
「うん?」
「京さん。めちゃくちゃかっこいい!!」


京さん……。

ああ、優等生君の事だ。


「そうだね、かっこいいね!!」
「陸斗先輩もかっこよかったけど、京さんのクールさ半端ない。しかも、眼鏡似合い過ぎ!!」


そう言う、夢を見るとなんだか安心してしまう。


「でね。明日菜にお願いが有る!!」
「へっ?お願い?」


キョトンとしていると、わたしの胸ポケットを指さす夢。


そこに有るのはスマホだ。




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