シュガー ガール
「京さん付きってる人居るか、陸斗先輩に聞いてみて!!」
「う、うん……」


そう言われ、陸斗にメッセージを送ると返事が帰ってきた。


「京さん。フリーみたいだよ!」
「本当!?」
「うん!」
「じゃあ、ガンガン行っちゃおう!て、事でリビング戻ろっ!!」
「うん!」



リビングに戻ると、宿題を持って京に近付く夢。


「これ、どうしても分からないです!!京先輩教えて下さい……」



京も満更ではない様子で、夢に勉強を教えて居る。



「ねえ、明日菜ちゃん!」
「優真。どうしたの?」
「……ん。恥ずかしいんだけど」
「ん?」
「私、勉強に全然着いて行けなくって……。私って、馬鹿だよね……」


今にも泣き出しそうな、優真は勉強が不得意なのだろう。


「大丈夫だよ!教える!!」
「ありがとう!!明日菜ちゃんには、何からなにまでお世話になって、どうお礼したらいいか……」
「お礼とか要らないから!」
「でも……」



逆にお礼をしたいのは、私の方だ。

優真のお陰で、自分が目指したい物が分かったから__


私は、人の役に立てるような人になりたい。



「友達だから、これくらい当たり前でしよー!!」



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