シュガー ガール
「「うん!」」
「じゃあ、先に行くね!」
そう言って、陸斗と廃墟の中に足を踏み入れた。
薄暗くて、不気味な雰囲気の中、月明かりを頼りに廃墟の中をウロウロする。
服の上に白装束を着て、残りの6人が来るのを陸斗と待ち侘びた。
「明日菜!ここに居たらいいんじゃない?」
陸斗が私の定位置として勧めてきたのは、押し入れの中。
はっきり言って、怖がりの私。
こんな所に入ってしまって、扉が開かなくなったらどうしょうなんて妄想をして、恐怖に陥ってしまう。
「こんな所にひとりぼっちだなんて、無理だよ……」
「大丈夫!俺も居るから!」
そう言って、押し入れの中に座った陸斗に続いた。
最初は、荒れ果てた独特の空間が怖かったが、今となってはドキドキしかない。
だって、押し入れという狭い空間で陸斗と2人っきりになるだなんて想像もしていなかったから。
やばい。
胸のドキドキが陸斗の鼓膜に届きそうなくらい心臓がさわぐ。
ボーッとしていると、ドアが空いた音が聞こえ、陸斗と顔を見合わせる。
「せっかくだから、驚かせよう!」
私は、黙ったままこくりと頷いた。
「じゃあ、先に行くね!」
そう言って、陸斗と廃墟の中に足を踏み入れた。
薄暗くて、不気味な雰囲気の中、月明かりを頼りに廃墟の中をウロウロする。
服の上に白装束を着て、残りの6人が来るのを陸斗と待ち侘びた。
「明日菜!ここに居たらいいんじゃない?」
陸斗が私の定位置として勧めてきたのは、押し入れの中。
はっきり言って、怖がりの私。
こんな所に入ってしまって、扉が開かなくなったらどうしょうなんて妄想をして、恐怖に陥ってしまう。
「こんな所にひとりぼっちだなんて、無理だよ……」
「大丈夫!俺も居るから!」
そう言って、押し入れの中に座った陸斗に続いた。
最初は、荒れ果てた独特の空間が怖かったが、今となってはドキドキしかない。
だって、押し入れという狭い空間で陸斗と2人っきりになるだなんて想像もしていなかったから。
やばい。
胸のドキドキが陸斗の鼓膜に届きそうなくらい心臓がさわぐ。
ボーッとしていると、ドアが空いた音が聞こえ、陸斗と顔を見合わせる。
「せっかくだから、驚かせよう!」
私は、黙ったままこくりと頷いた。