変りたい自分
次の日。
 恥ずかしかったが学校には向かった。
「おはようございます矢部君さん」
 昨日言いたいことを全部言えたわけではないが、少し言いたいことは言えたので、普通に話しかけることができた。
「おはよう。大松さん。普通に話せるようになったんだね!」
 矢部君も喜んでくれているように見えた。
 矢部君が喜んでいるならもう少し頑張っていようと思った。
「まだ少し慣れませんが、これから慣れていこうと思います」
 そういうと私は席に着いた。
 矢部君の隣のなので座っただけど。
 座って少し経ったら矢部君のほうから視線を感じてので振り向いてみると、矢部君君の周りのじょつぃと目線があった。
 入ってきた時も矢部君の周りにいる女子と間があったが、規制かと考えていた。
 だけど朝の間に二回も会うので何かあるのかと考えることにした。
(私何かしたかな?)
 矢部君の周りの女子とは話したことがないので何かした覚えはなかった。
 先生が来たので女子も席に着いた。
 授業中は何もなさそうだった。
 だけど時間を空いて視線を感じるのでフル向くことが多かった。
 視線を気にしていると私が変な行動しているのか、矢部君が話しかけてきた。
「大松さんどうかした?」
 矢部君さんが何か知っているかもしれないと思ったので、視線のことを素直に話した。
「今日はなんだかいつも矢部君さんの周りにいる女子と目が合うなと思いまして、何かしてのかと考えていました」
 矢部君君が何か知っているかは聞かなかった。
 知っているかもしれないけど、よく一緒にいるので仲のいい人なのだろうと思っているからだ。
 そんなところに溝なんて作った原因になりたくない。
 それに矢部君の周りの女子が怖い。
「じゃ、俺のほうからもそれとなく聞いてみるよ!」
 矢部君が自分から言ってくれて少しうれしかった。
「ありがとうございます」
 それから視線を感じることはあったが、気にしないことにした。
 気にしていても仕方がないと思ったから、だけど私はこの視線を今日以外でも感じたことがあるような下記がしていたが思い出せんかった。
 昼休みになって咲來が私の教室に来たので、屋上に向かった。
 朝聞かれなかったので興味ないと思って話さなかったが咲來がそのことに関して聞いてきた。
「今日は矢部君と何かあった? それと昨日のことは解決した?」
 咲來には背中を押してくれているので話さないわけでもないけど、少し恥ずかしさがあった。
「昨日のことは解決したよ。矢部君とは何もないよ。ほかのことは少し気になることはあるけど」
 矢部君の女子のことが気になったが咲來に話そうか少し迷っている。
「また何か問題が起きたの?」
 でも先と一緒にいるところは見られているので、咲來にも注意してもら用にと話すことにした。
「昨日の帰りも、咲來と矢部君と帰った時も校門のほうで視線を感じていたんだけど、今日はずっと見られているんだ。それに矢部君の周りにいる女子と目が合う回数が多くって」
 それに咲來なら知っているかもしれないと主思っている。
 相談乗れるのが咲來しかいないから何かあってはと思ったので、注意してほしいと思った。
「そうなの? なら、気を付けないといけないね」
 だけど何があるかわからないから、自分のほうでも目を光らせておこうと考えている。
「わかった。咲來のほうでも何かあったらすぐ行ってね」
 何にもないことが一番だけど、もしもの時はどうしようかと考えた。
 何もないことを願っている。
「わかったよ」
 お弁当を治して教室に向かった。
 教室に入ると矢部君はいつものように女子と話していた。
 いつも昼休みの最後らへんは一人でいるのではなしていることが多かったが今日は話しかけれることはできなさそうだ。
 だけどなんだか寂しい気がして矢部君のほうを見ていると、矢部君と目が合った。
 だけど矢部君の周りにいる女子が話しかけたので矢部君は女子のほうに向いた。
(ここ最近昼休みの終わりも話していたから、なんだか寂しいなぁ)
 チャイムが鳴って授業が始まった。
 矢部君君の周りにいた女子が席に座った時、矢部君君が小声で話かけてくれた。
「さっき目が合った時何か言おうとしてた?」
 目が合ったのはもしかしたら自分だけだったのでは少し考えたが矢部君君が気付いてくれたので、話せなくてもいい中と思った。
「いえ、特に用事があったわけではないんです。最近矢部君さんと教室でも話すこと多くなったので寂しいな、と思いまして」
 話せなかったが、今話せているのでよかったと思っている。
 徐行が始まって先生が少し世間話をしているとき話していると、女子の視線が刺さった。
(またにらまれてる。何かしているのかな?)
 ずっとにらまれている気がすると思いながら授業を受けた。
 午後授業の間も休み時間の間もにらめれていた。
放課後。
 早く屋上に行きたいと思い駆け足で屋上に向かった。
 屋上には矢部君がもういた。
「今日は大丈夫だった? 最後のほうの授業なんかつかれている感じだったけど」
 午後の授業中ずっとにらまれていたので、なかなか気が抜けなかったので、いつもより奇を貼っていた。
「大丈夫ですよ。少し疲れましたが」
 今の私に説得力はないが、心配はかけたくない。
 話を変えて女子がどうか聞いてみた。
「そうだ。一応女子に聞いたけど、気のせいって言われたよ」
 女子の答えは予想していたが、予想して板通りだった。
「そうですか」
 あまりにも疲れているので受け答えも少し雑になった。
「今日はもう帰る? 疲れているみたいだし」
 矢部君と話したいと思ったが、疲れているので楽しんことも難しそうだった。
「そうですね。話したいですけど今日は帰ります」
 少し残念だった。
 自分が付かれているのが原因だけど、話せないのが残念だった。
「送るよ」
 まだ一緒に居たかったので、少しうれしかった。
「ありがとうございます」
 校門を通るときにまた視線を感じた気がしたが、昨日成果と思った。
 今日一日中にらまれていたので、そのせいかなと思った。
 家に帰って自分の部屋にこもった。
(今日帰るとき視線を感じたけど、誰の視線なんだろう?)
 視線の主が誰なのか気になったが寝不足で考えるより寝ていってしまっていた。
次の日。
 咲來の栄に向かうと咲來が玄関で待っていた。
「おはよう歩楓」
 昨日の視線を気にしはしているが、矢部君と話したので学校に入っている。
 今のところ気概がないので、普通に通っている。
「おはよう、咲來」
 いつものように挨拶をしているがそんなに元気がなかった。
「昨日は何もなかった? 早く帰ってたよね?」
 そんなことも知っているのかと思った。
 咲來は部活だったはずだと思ったが、窓から見えるのかなと思った。
「昨日は疲れちゃって」
 昨日の疲れが取れなかったので、今もあまり元気がない。
 そんな私を見て咲來が心配してくれた。
「何かあった?」
 咲來にもな中ったらいけないと思い、矢部君君の周りの女子ににらまれていることを話すことにした。
「昨日ずっと矢部君の周りの女子ににらめれてて」
 素直に言うと咲來は少し怖い顔した。
「そんなことが、何かあるなら行ってね」
 少し怖いと思ったが、心配してくれるのがうれしかった。
「わかってる。でも巻き込みたくない」
 そう自分で言っているが、もう巻き込んでいて遅い気がしている。
「もう巻き込まれている気もするけど……お昼に来た屋上の女子だったな」
 咲來の顔が怖いのは変わらなかった。
 それでも今のとこと咲來にも気概がないみたいでよかったと思っている。
「そうだけど。私何か悪いことしたかも?」
 自分でもやっていないことも、話してすらいないので何が悪いかも自分でわかっていない。
「歩楓は気にしなくていいと思う」
 咲來の言ってくれた言葉で自分は何もしていないのだと目が覚めた。
 やっていないことも言われたらやっているのかと思ってしまうところが、昔から変わらないといけないと思う場所だ。
「わかった」
 そのあとは矢部君と話したことなどを話していた。
 教室に入って、矢部君が座っているのを見たので話し通うとした。
 だけど、矢部君の周りの女子からにらまれた。
 だけど矢部君が私に築いたのか話しかけてくれた。
「大松さんおはよう」
 話しかけてくれたことはうれしかったが、矢部君の周りの女子ににらまれているのでい矢部君に聞こえるか聞こえないかぐらいの声であいさつをした。
「おはようございます」
 矢部君と目を合わせら寝なかった。
 だけど避けたいわけでも前みたいに恥ずかしいから目が合わせられないことではない。
 今目を合わせると、矢部君の周りの女子が今にでも何かされるのではないかと、思い合わせことができなかった。
「何かあった?」
 本当のことを言おうとすると矢部君の周りの女子が私と矢部君の会話に入ってきた。
「樹君今日のお昼一緒に食べよう?」
 矢部君の顔は会話に入ってきた女子のことを不思議の顔をしていた。
「かまわないけど、今大松さんと話しているから」
 矢部君は少し怒っているように思えた。
 だけど女子はいい顔をしなかった。
「そんな子ほっといて私たちと話そうよ」
 矢部君の顔を見ていないのかそのまま話し始めている。
 だけど矢部君は少し怒った感じだった。
「大松さんと話したいのは俺なんだけど」
 怒っているのがやっとわかったのか女子は黙った。
 怒られているが女子は私の頬卯を見てきて「早く教室から出ていけ」という目で訴えられた。
 はじめは出ていく気はなかったが、その視線に耐えれなくなり教室から出ていった。
 行くとこはなかったので屋上に向かった。
 屋上には誰もいなかったので一人でベンチに座った。
(やっぱり私が矢部君と話すから迷惑かけるんだよね?)
授業始まる前に戻ろうとしたが戻れなかった。
(初めて授業サボっちゃった)
 でもここから授業も戻りにくいし、帰るにも荷物がないので帰れなかった。
 昼休みまでやることがなかったので、横になっていたらベンチで眠っていた。
 昼休みになって屋上のドアが開いた。
「歩楓! ここにいたのね」
 咲來の息が上がっていた。
 咲來の手には私の弁当も持っていた。
「咲來。走ってきたの?」
 咲來が走ってくるほどとは思っていなかった。
「そうだよ。荷物あるのにいないんだもん」
 心配してくれるのが分かってうれしいと思っているが、こんなに心配しているとどうにかして伝えればよかったなと思う。
「ごめんね。二限目から出ようとは思っていたのだけど」
 言い訳にはなるが、その時の感情がぐちゃぐちゃだと振り返って思った。
 だけどそれと授業に出ないのは別の話だなと感じている。
「何かあった?」
 自分の顔が真っ青だと咲來が言ってきた。
 そんなにやあいことになっているとは思わなかった。
「朝に少し。でも私がいけないと思うし」
 咲來の目を見て話すことができなかった。
 だけど咲來と話していることで少し落ち着いてきて咲來の目を見れるようになった。
「何があったのか詳しく聞いてもいい?」
 私は朝起きたことを話した。
 咲來とはクラスが違うので、知らないことも仕方がないが噂になっていなくてよかったと思っている。
「そんなことがあっただなんて。今日はもう学校に居なくてもいいと思う」
 咲來は一緒に悩んでくれている。
 咲來が言ってくれているが、体調不良以外で休むことは少しいけない気がしている。
「でも体調不良でもないのに休むなんて」
 家にいても面倒くさいだけなので、帰りたくない。
 私の気持ちを汲み取ったのか咲來は一つ提案してくれた。
「なら、保健室にいるのはどう?」
 保健室はそんな場所ではないと思ったが、一番入れる場所ふぁと少し思っている。
「先生や体調不良の人に迷惑じゃないかな?」
 それでも、本当に体調不良できている人もいるので邪魔をしたくはないと思っている。
 それでも行ける場所がないので、保健室しか行く場所がなあかった。
「そこら辺のことはあのおじさん先生でもちゃんとしているから大丈夫よ」
 咲來はいろんな先生と話していることが多いのを知っているので、咲來が言うなら大丈夫なのだろう。
「じゃ、そうしようかな?」
 屋上に誰も来ないので、少しサブくても落ち着いていらた。
「お弁当一応追ってきたけど、食べれそう?」
 荷物を取りに行けないのでお昼話だと思っていたが、屋上に来た時に咲來がお弁当を持ってきてくれたことがうれしかった。
「ありがとう。すごくおなかすいていたんだ」
 咲來がずっと一緒にいてくれたことに感謝しかなかった。
「今日の放課後どうするの? 矢部君から何か言われてない?」
 矢部君とは話せずにいる。
 携帯も持ってきていないので、連絡も取りようもなかった。
「何も言われてない。何もないなら帰ろうかなって思っているけど」
 矢部君と話すこともできないので、帰るしかないなと思ってった。
「わかった。一応聞いとく。放課後に荷物と一緒に伝える」
 咲來が矢部君に聞いてくれることになら話がまとまった。
 咲來には迷惑かけたくないと思っていたが、そういうわけにもいかなくなり、咲來に向かってもらうことしかなかった。
「ありがとう、咲來」
 こんなことに巻き込んで申し訳なかった。
 こんなことで矢部君との仲介をしてくれているのはうれしかったが、幼馴染を使っているような形になるので少し気が更けた。
「いいんだよ。少しぐらいこんなことあっても大丈夫」
 咲來は笑って言ってくれたが、なんだか気が引けている。
 お弁当を食べ終わった後、屋上を出た。
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