変りたい自分
 次の日。
 窓の外を見てもンイランでいる女子はいなかったので私はすんなり、玄関に行けた。
 そこから先出ることが怖かったが、咲來が玄関を開けた時に誰もいないのが分かったので外に出ることができた。
 学校に着くと怖くなかったが、教室に向かうではないので、少しだけ気持ちが軽かった。
 保健室に行くとやる気のない先生がいた。
「大松。学校に来れたんだな。今日はどうした」
 今日はなんだかいつもと違うような感じがした。
 いつもなら面倒くさいっていうのに今日は、少し元気な感じがする。
「先生、なんか今日変」
 咲來も感じていたらしく、私もうなずいた。
 先生は、いつもこんな感じだろと適当に流した時は、いつものやる気のない先生だった。
「そんなことより早く入れ」
 言われた通り私たちは保健室に入った。
 先生は私が来た理由を何か知っているようにも感じたが、保健室にいることを許してくれた。
 担任の先生にはどう説明しようかと思ったが、保健室の先生曰く継母が説明してくれていたらしく、私は保健室で過ごすことができるようになっていた。
「歩楓ママそんなことまでしてたんだ。優しい人だね」
 咲來が継母のことをほめてくれるのが自分のことのようにうれしかった。
 前までは私の態度は最悪だったのに、継母は毎日話しかけてくれていたことを思い出し、帰ったら改めてお礼を言おうと思った。
「じゃ、先生歩楓のことよろしく。お昼んになったらここに来るから」
 そういってだきは教室に戻っていった。
 ここですることがないと思っていたが、授業が始まる前に担任の先生から預かったと保健室の先生がプリントを渡してきた。
 やることがないと思っていた私はプリントにすることにした。
 授業に出ていたい場所が問題に出ていて悩んでいると先生が教えてくれた。
 保健室にいるので、勉強できるのか不思議に思っていたが、この先生は頭がいいのかもしれないと思う一面でもあった。
 お昼のチャイムが鳴ると咲來がお弁当を持ってきてやってきた。
「咲來、今日は二人増えてもいいかな?」
 そういわれると誰が来るのかわからないので怖く感じたが、咲來が連れてくる人なので大丈夫かなと思った。
「どんな人」
 大丈夫と思っても怖いので心の準備をしたくて、咲來に生きた。
「一人はこの子。歩楓と同じクラスで前に一緒に移動教室とか言ってたとお思うけど」
 そういって出てきたのが、一緒に同教室に行ってくれた天野川さんだた。
 天野川さんはやさしい人だと思っているので、私はすぐにいいよと答えた。
「もう一人は?」
 そう聞くと咲來がニヤニヤしだした。
 その表情に天野川さんも誰が来るのかわかったのは、耳元で確認を取っていた。
 その雰囲気で誰が来るのか少しわかる気がする。
 最近そんなことをされてばかりので、身に覚えがあった。
「もしかして樹君が来るの?」
 そういうと天の川さんが驚いていたかををしていた。
 そんなに驚くようなことを言ったか、と思っていたが気が付いた私の顔は赤くなたと思う。
「もう樹君呼びになれているんだ。昨日言い始ま田ばかりだったよね?そんなに練習したの?」
 咲來にからぁわれているのはわかったが天野川さんも咲來と一緒にからかってきた。
「もうやめて。それに樹君もう後ろにいますよ」
 二人は一斉に振り向いた。
 驚いていたがからかいの的が二人そろったので二人してからかわれることになった。
 お昼の時間が終わるころには、天川さんとも仲良くなれた。
「天川さん。また明日も来てくれませんか?」
「いいよ。歩楓ちゃんと話すの楽しかったし。それにあたしらもう友達じゃん。咲良って呼んでよ」
 咲來の友達と仲良くなれてよかった。
「じゃ、咲良ちゃん。また明日」
 咲良ちゃんは手を振って教室に帰っていった。
 本当に樹君と咲來以外に友田とができるとは思わなかったが、今日は学校に来れてよかったと思う日だった。
 放課後になって迎えに咲來が来た。
 今日は樹君は部活に顔をダサいないといけないので部活に行っていると言っていたが、咲來も部活があるのか来ているのでと思った。
「咲來、今日部活は?」
「向けてきた。ソロコンの練習だけだし、家でもできるからって抜けてきた」
 咲來の家には防音室がある。
「そんな。そこまで私のこと気にしなくていいのに。せっかく出れるようになったんだから、練習していいのに」
「大丈夫だって、家できるのは本当だし夜練習してお何も言われないよ。それに歩楓のことが気になって練習している場合時ないしね」
 咲來にそこまで言われたら私は何も言葉を返せなかった。
 そこから二人で私の家に行き咲良ちゃんのこととか、教室の雰囲気のこととか話した。
 帰った時に継母がいなかったので、お礼を言おうと思っていたが、帰ってきて方らでいいかな。
 継母の帰りを待ちながら先と話しているとチャイムが鳴った。
「お母さんならなさず入ってくるけど誰だろう?」
 インターンのカメラに誰が移っているのだろうと確認すると、そこには樹君の周りにいる女子だった。
 私はそこから動くことができなかった。
 私の様子がおかしいと感じた先が近くに来てくれた。
「どうしたの? 歩楓ママじゃないの?」
 私は何も話せなかったので咲來にインターホンを射てほしいと思い、インターホンを指さした。
 すると咲來が驚いたが出なかったらどこかに行くだろうと思っていたが、チャイムが鳴った。
 いることがばれているので余ろチャイムの音が鳴ると近所の人に迷惑をかけるのでと思って出ようとするより咲來が先に出た。
「はい。何ですかこんなところにまで着て。何がしたいんですか?」
 出ると思っていなかったのか、驚いてその場を去っていった。
 何がしたかったのかわからないが、家の前にいないことが分かって私の体は動くことができた。
「大丈夫? 歩楓がここまでやばかったなんて知らなかった。ごめん気づいてあげられなくて」
 咲來がすごく心配している。
「大丈夫だよ。それに咲來には色々助けてもらってるし、今だって助けてくれたじゃん」
「そうだけど」
 少しうれしそうに見えた。
 いアマで助かっていることを咲來には知ってほしいと思った。
「それに毎日寄り道になるのに朝来てくれることがうれしいんだ。それに今日だって本当は練習あるのに来てくれるところとか、感謝しているんだから」
 自分で恥ずかしいことを言っていると思っている。
「わかった。でも無理はしないでね。我慢も。見ているだけだったらわからないことが多いんだから」
「はーい」
 さっきまで二人で落ち込んだり恐怖を感じたりして空気があまりよくなかったが、今はそんなことを感じないぐらい笑えている。
 継母が返ってきて咲來は帰った。
 心配だったので継母に頼んで咲來を送ってもらった。
継母が返ってきた時にさっきの出来事を話した。
「そんなことがあったの。ごめんねそんなときに私が家にいなくて」
「いいんです。何かされたわけではなかったので」
 それでも継母は心配してくれた。
「何もされてなくても歩楓ちゃんの心はそうとは限らないでしょ。怖い尾もさせちゃってごめんなさい」
 継母に大丈夫と言って部屋に戻ったが、さっきのことを覆いだすだけで私の体は震えだした。
 樹君にもこのことを話そうかと思ったが、心配させたくなので咲來が話さない限り言わないことにした。
 次の日。
 昨日の女子に会うのは怖かったが、お昼休みに咲良ちゃんと話せたりするのが楽しかったので、行くことにした。
「大丈夫?」
「会わなければ何ともないし、保健室に来ても先生がいれば何とかなると思う」
「まぁ、あいつらは保健室使うのは禁止になっているから大丈夫だと思うけど」
 そういって、保健室に向かうと保健室の前にいた。
 私はとっさに咲來の後ろに隠れてしまった。
 咲來も本当は会いたくもないのに、縦にしてしまったことが申訳ない。
「あんたたちそこで何してるの」
 咲來はきつい言い方をしていたが、当たり前の反応だ。
 自分たちごそれほどのことをしているのだと自覚をしてほしいぐらいだ。
「何をって、保健室を利用しているだけですが、何か」
 朝から合うとは思っていなかった。
「保健室入室禁止って先生に言われていたじゃん」
「だから入ってもせんけど、それにそこに隠れている人失礼じゃない」
 私は彼女が怖くて先の後ろに隠れていた。
「あんたたちが歩楓がこわぐらいのことしたんじゃない」
「覚えがありません」
 そういってどこかに去っていった。
 私は咲來の背中で震えていることしかできなかった。
「歩楓。震えているけど大丈夫? 今日は帰る?」
 会わなければとか朝言っていたのに、あったら何もできない。
「大丈夫。ごめんね、震えていることしかできなくて」
「そんなことないよ。頼ってもらえてうれしいって言ったでしょ?」
「ありがとう」
 そういっていると、保健室の先生が出てきた。
「お前ら大丈夫だったか?」
「なんであいつらがいたの」
 咲來は少し怒っていた。
「ばんそうこうもらえに来たと言ってたが、けがはしてなかったな。追い払おうと思った時にお前たちが来たからタイミング悪かった。すまん」
「大丈夫ですよ。怪我したわけではないので」
 先生が謝る必要がないのに。
「大松。我慢はよくない。いろんな病気にかかりやすくなるしな」


 私は保健室の中に入り先は教室へと向かった。
 昨日から樹君の周りの人たちが動き出したのできおつけてはいるつもりだが、きおつけても偶然が怒るとどうしようもなかった。
 そんなことを考えながら先生からもらったプリントをしている。
 お昼になるのが楽しみでプリントをやっているがもう少しでプリントが終わってしまうので、あとは何をしよかと考えながら問題を解く。
 お昼になると今日は樹君が飛んできた。
「歩楓さん、おはよう。お昼にあの女たちにあったって聞いたけど、大丈夫?」
「咲來から聞いたんですか?」
 矢部が知っているとは思わなかった
「あの女たちから聞いた。自分で言ってた」
 あの人たちはアホなのかと思ってしまった。
「大丈夫でしたよ。祖霊二人が来たのでお昼を食べましょう?」
 お昼を食べた。
 それから一週間後。
 何もなく保健室に通えているので、明日からは教室に入っていることにしようなんて話した。
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