超人気アイドルに溺愛されてます
3.超人気アイドルに攻められてます
でも本人が大丈夫だというので
先に運んできてもらったミルクティーに口をつける。
彼も同じようにしてコーヒーを口に含み
ふぅと呼吸を整えた。
「ヒメユリちゃん。」
「はい。」
「本当の名前、聞いてもいい?」
あ、そっか、私の名前知らないもんね。
「姫野優里愛って言います。
だからヒメユリ。
なんて名前負けで申し訳ないんですけど…。」
これは常日頃から感じていること。
こんなに可愛い名前を付けてくれた両親には
感謝しているけど
名前に見合う女の子に成長できなかったことが
申し訳ない。
「優里愛ちゃんか。
全然名前負けなんかじゃないし
むしろぴったりだと思うよ?」