2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~【リニューアル版】
日記のそのページを、私は今まで何度読み返したかわからない。
『柚葉、僕と結婚してほしい。僕の奥さんになってくれないか?』
真っ直ぐなプロポーズの言葉だった。
『柊君、本当に? 私で……いいの?』
『ああ、もちろんだよ。柚葉と結婚して、幸せな家庭を作りたいんだ。一生、一緒にいたい』
『嬉しい、本当に嬉しいよ。柊君、ありがとう』
『ってことは、OKってことかな?』
私はうなづきながら、
『もちろん、よろしくお願いします』
って、笑顔いっぱいに答えた。
幸せ過ぎて、怖くなった。
自分みたいな地味な女が、柊君みたいな華やかな男性に、こんなにも愛されていいのかなって。
申し訳なさとか、不安とか、心配とか、正直、そういうマイナスの感情が、どうしても私の中には存在した。
それでも柊君を信じようって……
私は、結婚を決めた。
幸せな未来を夢に見て――
『柚葉、僕と結婚してほしい。僕の奥さんになってくれないか?』
真っ直ぐなプロポーズの言葉だった。
『柊君、本当に? 私で……いいの?』
『ああ、もちろんだよ。柚葉と結婚して、幸せな家庭を作りたいんだ。一生、一緒にいたい』
『嬉しい、本当に嬉しいよ。柊君、ありがとう』
『ってことは、OKってことかな?』
私はうなづきながら、
『もちろん、よろしくお願いします』
って、笑顔いっぱいに答えた。
幸せ過ぎて、怖くなった。
自分みたいな地味な女が、柊君みたいな華やかな男性に、こんなにも愛されていいのかなって。
申し訳なさとか、不安とか、心配とか、正直、そういうマイナスの感情が、どうしても私の中には存在した。
それでも柊君を信じようって……
私は、結婚を決めた。
幸せな未来を夢に見て――