2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~【リニューアル版】
ミルクティーを入れ、ホッと一息ついたら、自然に今日のことが思い出された。
本当に、今日は1日、すごく充実した時間を過ごせた。
楽しかったし、ドキドキしたし、笑ったり、喜んだり……
喜怒哀楽が入り乱れた、とても不思議な日になった。
でも……
一緒にいたのは、柊君じゃない。
私のことを、ただ同情してくれてる樹さんだ。
ダメだな、1人になるとすぐに柊君のことが頭に浮かぶ。
良い思い出ばかりが蘇ってきて。
柊君とは別れたんだって、どうしようもないんだって、仕方ないんだって……
何度も自分に言い聞かせてるのに。
今日、結婚式だったこと、柊君は今頃どう感じてるんだろう。
私は、スマートフォンを手に取った。
衣装合わせの時に撮った、世界でたった1枚だけの、柊君と私のウェディングフォト。
見たくないと思いながら、その写真を開いてしまった。
恥ずかしそうに微笑む私が痛々しく思える。
「この綺麗なドレス、もう二度と着ることはないんだ……。柊君……かっこ良過ぎるよ……」
本当に、今日は1日、すごく充実した時間を過ごせた。
楽しかったし、ドキドキしたし、笑ったり、喜んだり……
喜怒哀楽が入り乱れた、とても不思議な日になった。
でも……
一緒にいたのは、柊君じゃない。
私のことを、ただ同情してくれてる樹さんだ。
ダメだな、1人になるとすぐに柊君のことが頭に浮かぶ。
良い思い出ばかりが蘇ってきて。
柊君とは別れたんだって、どうしようもないんだって、仕方ないんだって……
何度も自分に言い聞かせてるのに。
今日、結婚式だったこと、柊君は今頃どう感じてるんだろう。
私は、スマートフォンを手に取った。
衣装合わせの時に撮った、世界でたった1枚だけの、柊君と私のウェディングフォト。
見たくないと思いながら、その写真を開いてしまった。
恥ずかしそうに微笑む私が痛々しく思える。
「この綺麗なドレス、もう二度と着ることはないんだ……。柊君……かっこ良過ぎるよ……」