2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~【リニューアル版】
お互い仕事が終わって、まずは私が部屋に帰り、そして、樹が帰宅した。
これは決して当たり前じゃない。私達の関係性はやっぱり微妙なまま。
それでも、これがまるで普段の生活かのように、自然に食事が始まった。
今夜のメニューは、ボロネーゼ。
前に1度作ったことはあった。ネットとにらめっこしながら、さらに美味しくなるように頑張った。
その甲斐あってか、樹はそれを絶賛してくれた。
お店のよりも美味しい――
その言葉で、天にも登る気持ちになった。何でも得意な樹に褒められるとすごく嬉しい。
また次も頑張って作ろうと意欲が沸いた。
これが、世の中の奥さん達の思いなのか?
仕事から帰ってくる旦那様のために、毎日毎日温かい食事を作って待つ――
それって……かなり大変なことだ。
ましてや、自分も仕事をしていると、家事との両立は難しそうだ。
そんな大変なこと、私にできるのかな?
不安になってる場合じゃない、私は、もっと女性としての自分を磨かなければと思った。
これは決して当たり前じゃない。私達の関係性はやっぱり微妙なまま。
それでも、これがまるで普段の生活かのように、自然に食事が始まった。
今夜のメニューは、ボロネーゼ。
前に1度作ったことはあった。ネットとにらめっこしながら、さらに美味しくなるように頑張った。
その甲斐あってか、樹はそれを絶賛してくれた。
お店のよりも美味しい――
その言葉で、天にも登る気持ちになった。何でも得意な樹に褒められるとすごく嬉しい。
また次も頑張って作ろうと意欲が沸いた。
これが、世の中の奥さん達の思いなのか?
仕事から帰ってくる旦那様のために、毎日毎日温かい食事を作って待つ――
それって……かなり大変なことだ。
ましてや、自分も仕事をしていると、家事との両立は難しそうだ。
そんな大変なこと、私にできるのかな?
不安になってる場合じゃない、私は、もっと女性としての自分を磨かなければと思った。