2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~【リニューアル版】
「どうして……? 私達、会ったことあった……?」
樹は首を横に振って、そして、言った。
「実際に会ったのは、あの時が初めてだ。でも、そのずっと前に、柊から柚葉のことを聞いてた」
「えっ……」
「柊からもらった手紙に、柚葉と柊の写真があって。その時に、俺はお前を知った。その後も柊から柚葉の話をいろいろ聞いてた」
「そうだったんだ……。全然知らなかった」
「柊は、柚葉のこと本当に嬉しそうに話してた。優しくて可愛いんだって。でも、俺、お前の話を聞くうちに、まだ会ってもいないお前にどんどん惹かれてしまって……。おかしいよな、そんなの」
嘘みたい……
そんなことって……
「お前らの写真を半分に切って、柚葉のだけをコルクボードに貼り付けてた。ごめん、気持ち悪いよな」
「き、気持ち悪いなんて……。でも、なんか信じられない」
樹は首を横に振って、そして、言った。
「実際に会ったのは、あの時が初めてだ。でも、そのずっと前に、柊から柚葉のことを聞いてた」
「えっ……」
「柊からもらった手紙に、柚葉と柊の写真があって。その時に、俺はお前を知った。その後も柊から柚葉の話をいろいろ聞いてた」
「そうだったんだ……。全然知らなかった」
「柊は、柚葉のこと本当に嬉しそうに話してた。優しくて可愛いんだって。でも、俺、お前の話を聞くうちに、まだ会ってもいないお前にどんどん惹かれてしまって……。おかしいよな、そんなの」
嘘みたい……
そんなことって……
「お前らの写真を半分に切って、柚葉のだけをコルクボードに貼り付けてた。ごめん、気持ち悪いよな」
「き、気持ち悪いなんて……。でも、なんか信じられない」