2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~【リニューアル版】
樹は、ほんの一瞬黙って、そして続けた。
「俺の奥さんになってくれ」
えっ? 樹……
突然の言葉に、体が熱くなる。
まさか、そんなことを言われるなんて思ってもみなかった。
だって、まだお付き合いの返事もしてなかったから……
「まだ柊のこと、好きなのか?」
心が揺れるのを感じた。
「……完全に忘れたかって言われたら……まだ……かな。でも、私ね、樹に言ってないことがあるんだ」
「何? 聞きたい」
樹の声……
大人の男性のすさまじい色気を感じた。
私を見つめる樹の瞳も、嘘みたいに綺麗で……
唇も、鼻も、髪型も、輪郭も、全部、全部、美し過ぎる……
「私……樹が好き」
何かに背中を押されたような感覚だった。
こんなにも自然に樹への想いが言葉になるなんて、自分でも信じられなかった。
見つめあう時間の分だけ、愛おしさが募る。
「俺の奥さんになってくれ」
えっ? 樹……
突然の言葉に、体が熱くなる。
まさか、そんなことを言われるなんて思ってもみなかった。
だって、まだお付き合いの返事もしてなかったから……
「まだ柊のこと、好きなのか?」
心が揺れるのを感じた。
「……完全に忘れたかって言われたら……まだ……かな。でも、私ね、樹に言ってないことがあるんだ」
「何? 聞きたい」
樹の声……
大人の男性のすさまじい色気を感じた。
私を見つめる樹の瞳も、嘘みたいに綺麗で……
唇も、鼻も、髪型も、輪郭も、全部、全部、美し過ぎる……
「私……樹が好き」
何かに背中を押されたような感覚だった。
こんなにも自然に樹への想いが言葉になるなんて、自分でも信じられなかった。
見つめあう時間の分だけ、愛おしさが募る。