2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~【リニューアル版】
「あ、うん。いいよ」
「すみません、すぐ戻ります」
カフェはまだ空いてる時間帯だったから、良介君の許可を得て外に出た。
心配しながら見送る良介君に何も言えないのが申し訳なかった。
「どうしたの? この時間は仕事でしょ?」
黙る柊君。
「体は……大丈夫?」
「うん……大丈夫だよ。ごめんね、突然。仕事で近くに来たから……」
ゆっくりと話す柊君。
「そう……なんだ……」
「柚葉、こんな場所でこんなこと言うのは変だけど……」
柊君は真剣な表情だった。
久しぶりに会ったけど、少し痩せた気がする。
「僕と、もう一度、やり直してくれないかな? 僕には、やっぱり柚葉が必要なんだ。柚葉だけを見られるように……努力しようと思ってるから」
柊君? いきなり何を言うの?
そんなの、今さらだよ……
「ごめん。私は……もう柊君とはやり直せない」
「樹が好きだから?」
え!?
どうして……
「樹から聞いた。柚葉に告白したことも、どうやって好きになったかも。僕を裏切ってたって、謝ってたよ」
「すみません、すぐ戻ります」
カフェはまだ空いてる時間帯だったから、良介君の許可を得て外に出た。
心配しながら見送る良介君に何も言えないのが申し訳なかった。
「どうしたの? この時間は仕事でしょ?」
黙る柊君。
「体は……大丈夫?」
「うん……大丈夫だよ。ごめんね、突然。仕事で近くに来たから……」
ゆっくりと話す柊君。
「そう……なんだ……」
「柚葉、こんな場所でこんなこと言うのは変だけど……」
柊君は真剣な表情だった。
久しぶりに会ったけど、少し痩せた気がする。
「僕と、もう一度、やり直してくれないかな? 僕には、やっぱり柚葉が必要なんだ。柚葉だけを見られるように……努力しようと思ってるから」
柊君? いきなり何を言うの?
そんなの、今さらだよ……
「ごめん。私は……もう柊君とはやり直せない」
「樹が好きだから?」
え!?
どうして……
「樹から聞いた。柚葉に告白したことも、どうやって好きになったかも。僕を裏切ってたって、謝ってたよ」