2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~【リニューアル版】
私を守ってくれる王子様
もう何度も思い返してしまう。
付き合って1ヶ月経ったあの日、私は、柊君にたくさんの愛情をもらった――
こんな私をいっぱい褒めてくれた。なのに付き合って2年経った今でも、まだ自分に自信が持てないままで、私はなかなか自分を変えられないでいた。
さっきも、電話を切る前の、「お仕事頑張ってね」の言葉に対して、
『あと1ヶ月、今のプロジェクトが終わる頃には結婚式だから、それを楽しみに頑張るよ。いつも柚葉は僕に元気をくれるね。ありがとう』
って、優し過ぎる言葉をくれた。
元気をくれるのはいつも柊君の方。泣けるくらいたくさんの愛をもらってるのは、いつだって私なんだ。
正直、まだ佐藤君の影がチラついて怖かったけど、柊君と話して心が温かくなれた。自分の存在意義を感じさせてくれる柊君に、私は心から感謝してる。
私にとって柊君は――かけがえのない最高の王子様。
付き合って1ヶ月経ったあの日、私は、柊君にたくさんの愛情をもらった――
こんな私をいっぱい褒めてくれた。なのに付き合って2年経った今でも、まだ自分に自信が持てないままで、私はなかなか自分を変えられないでいた。
さっきも、電話を切る前の、「お仕事頑張ってね」の言葉に対して、
『あと1ヶ月、今のプロジェクトが終わる頃には結婚式だから、それを楽しみに頑張るよ。いつも柚葉は僕に元気をくれるね。ありがとう』
って、優し過ぎる言葉をくれた。
元気をくれるのはいつも柊君の方。泣けるくらいたくさんの愛をもらってるのは、いつだって私なんだ。
正直、まだ佐藤君の影がチラついて怖かったけど、柊君と話して心が温かくなれた。自分の存在意義を感じさせてくれる柊君に、私は心から感謝してる。
私にとって柊君は――かけがえのない最高の王子様。