2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~【リニューアル版】
2年前の12月3日――
それは絶対に忘れられない、特別で大切な日。
師走を迎え、街全体が慌ただしくなってきた頃だった。
都会の片隅に、印象的で大きなクリスマス・ツリーが飾られた広場があり、夜になると明かりがついてとても綺麗だった。
その隣のビルでは、プロジェクションマッピングが開催され、キラキラ輝くツリーと共に、たくさんの人の心を和ませていた。
柊君は、そんな夢のような場所に私を呼び出して言ってくれた。
『柚葉ちゃん、僕と付き合ってほしい。ずっと君のことが好きだったんだ』
嘘でしょ……?
その告白にものすごく驚いた。
水原 柊(みずはら しゅう)。
23歳でIT企業を立ち上げて成功を収めている若き社長。
頭脳明晰で、おまけに超がつくほどのイケメン。
鼻筋が通り、二重の瞳、優しくカーブした眉、少し潤んだ色気のある唇。
笑うとすごく可愛いところにいつもキュンとする。
それは絶対に忘れられない、特別で大切な日。
師走を迎え、街全体が慌ただしくなってきた頃だった。
都会の片隅に、印象的で大きなクリスマス・ツリーが飾られた広場があり、夜になると明かりがついてとても綺麗だった。
その隣のビルでは、プロジェクションマッピングが開催され、キラキラ輝くツリーと共に、たくさんの人の心を和ませていた。
柊君は、そんな夢のような場所に私を呼び出して言ってくれた。
『柚葉ちゃん、僕と付き合ってほしい。ずっと君のことが好きだったんだ』
嘘でしょ……?
その告白にものすごく驚いた。
水原 柊(みずはら しゅう)。
23歳でIT企業を立ち上げて成功を収めている若き社長。
頭脳明晰で、おまけに超がつくほどのイケメン。
鼻筋が通り、二重の瞳、優しくカーブした眉、少し潤んだ色気のある唇。
笑うとすごく可愛いところにいつもキュンとする。