お前の隣は俺だけのもの。
“暴走族”と聞いて、偏見を持っていたところは正直ある。

碧たちも、人に迷惑かけるような行動をしているのかな、って頭をよぎったこともある。

だけど、彼らの熱い想いは本物のように感じた。


軽々しく話せるような話ではないと思う。

だけど、それを私に打ち明けてくれたことが、嬉しかった。



「話してくれてありがとう」



3人は目をパチクリさせている。

だけど、すぐにいつもの“彼ら”に戻って。



「陽菜ちゃんが素直すぎて怖いんだけどーっ」

「本当それ」
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