アイドルと一般人の恋の話
カランカラン
「いらっしゃいませ。あ、彩葉ちゃん!今日も一番端っこの席にする?」
そう声をかけてくれたのは、ここのBARの店長である瀬川 秋斗さん。
柔らかい雰囲気で、色々な話を聞いてくれるお兄ちゃん的な存在の人だ。
「うん!」
笑顔で答えてカウンター席の端っこに案内してもらった。
カウンターの端っこの席は、私がいつも座るお気に入りの席。
来ると必ず案内してくれて、秋斗さんはカウンターの奥から話し相手になってくれる。