Galaxy☆Quintet 〜優等生女子がバンドを始めた話〜【連載中】
「二人とも、耳の穴かっぽじってよく聞け!オレは火野を新メンバーとして迎え入れたいと思う!」
高校一年生の秋。
まだ残暑が残るなか、放課後木之本によってなんの前触れもなく連れて来られたのは、人がまばらなファーストフード店。
「いきなり話したいことがあるって呼び出したのこれのためなわけぇ?」
「木之本、お前いつもいきなりすぎるんだよ。事前に一言くれればいいものを」
「サプライズが好きなんだよオレは!」
「そういうのいらないから〜」
そしてそこで初めてマトモに面と向かった相手は、たまに廊下ですれ違う程度の存在だった。
水前寺と金子、木之本がつるんでいるのは前々から知っていたが、どうも苦手だ。
軽快な店内BGMとは裏腹に、俺たちの間には妙な空気が流れ出す。
高校一年生の秋。
まだ残暑が残るなか、放課後木之本によってなんの前触れもなく連れて来られたのは、人がまばらなファーストフード店。
「いきなり話したいことがあるって呼び出したのこれのためなわけぇ?」
「木之本、お前いつもいきなりすぎるんだよ。事前に一言くれればいいものを」
「サプライズが好きなんだよオレは!」
「そういうのいらないから〜」
そしてそこで初めてマトモに面と向かった相手は、たまに廊下ですれ違う程度の存在だった。
水前寺と金子、木之本がつるんでいるのは前々から知っていたが、どうも苦手だ。
軽快な店内BGMとは裏腹に、俺たちの間には妙な空気が流れ出す。