Galaxy☆Quintet 〜優等生女子がバンドを始めた話〜【連載中】
水前寺ほどの不快度はないものの、こいつはこいつで女遊びが激しいと聞いたことがある。
以前、校門前に高そうな車が止まっているかと思いきや、金子が助手席に乗り込んでいるのを目撃したのだが、運転席に乗っていたのはアラサーくらいの女だった。
それにやたら高そうなアクセサリーを身に付けていることが多い。
だからきっと年上の女性に貢いでもらっているという噂は本物だろう。

どちらにせよ二人がロクでもない人間というのは確かだ。
木之本はどうしてこんな連中と仲良くしているのだと疑った。
しかし木之本の性格を考慮すればこういう連中と一緒にいる方が自然であり、俺と木之本の組み合わせこそ周囲から怪訝に思われるものであることを思い出して、口をつぐむ俺であった。
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