Galaxy☆Quintet 〜優等生女子がバンドを始めた話〜【連載中】
ただ俺にはどうにも腑に落ちないものがあった。
話を聞くとどうやら木之本がギター、水前寺がドラム、金子がベース、そしてキーボードは空きがあるらしいが、あろうことか木之本は俺にギターをやってほしいらしい。
つまり何が言いたいのかと言うと、俺がいなくともグループ結成に必要な最低人数はとうに揃っているというわけだ。
なのに木之本は初心者の俺をメンバーに加えようと、二人の説得に必死な様子だった。
不足しているキーボードへの勧誘なら百歩譲って理解できるも、なにがどうして既にポジションが決まっているギターを、しかも素人の俺相手に。ますます理解できん。
俺の歌唱力を絶賛してくれたのは本当に有り難いことではあったのだが、ここまでして俺を取り入れるメリットなんてどこにも見当たらない。
確かにバンドには興味があったし、幸い俺の両親も学業を怠らなければ息抜きとしてそういう趣味を持つくらい良いと許してくれてはいる。
だが早速揉めてるようじゃ先行き不安だ。
話を聞くとどうやら木之本がギター、水前寺がドラム、金子がベース、そしてキーボードは空きがあるらしいが、あろうことか木之本は俺にギターをやってほしいらしい。
つまり何が言いたいのかと言うと、俺がいなくともグループ結成に必要な最低人数はとうに揃っているというわけだ。
なのに木之本は初心者の俺をメンバーに加えようと、二人の説得に必死な様子だった。
不足しているキーボードへの勧誘なら百歩譲って理解できるも、なにがどうして既にポジションが決まっているギターを、しかも素人の俺相手に。ますます理解できん。
俺の歌唱力を絶賛してくれたのは本当に有り難いことではあったのだが、ここまでして俺を取り入れるメリットなんてどこにも見当たらない。
確かにバンドには興味があったし、幸い俺の両親も学業を怠らなければ息抜きとしてそういう趣味を持つくらい良いと許してくれてはいる。
だが早速揉めてるようじゃ先行き不安だ。