Galaxy☆Quintet 〜優等生女子がバンドを始めた話〜【連載中】
しかし突然俺のクラスに顔を出した木之本がカラオケの割引券を見せつけながら、
「カラオケ行こうぜ!カ!ラ!オ!ケ!」
とうるさかったので付き合ってやることにし、今に至る。
今日は演奏はお休み、歌の練習を重点的に行うとのことだ。
「みてみてぇ。がおー!」
俺の右隣に座る水前寺が先の尖がったスナック菓子を指にはめて怪獣の真似らしきことをしてきたが、無視すると構ってとしつこいので適当に笑っておいた。
モニターの前に立つ木之本はさっきからマイクを独占しては、激しく頭を振っていわゆるヘッドバンギングをしながら、V系の曲を熱唱している。
そんななか、俺は少しだけ悔やんでいることがあった。
入室した順番の流れで、かおるの隣をキープできなかったのだ。
指定された部屋へ歩いている時に自然を装ってかおるの後ろに回るべきだった、と頭の中ではひたすら後悔が渦巻いている。
「カラオケ行こうぜ!カ!ラ!オ!ケ!」
とうるさかったので付き合ってやることにし、今に至る。
今日は演奏はお休み、歌の練習を重点的に行うとのことだ。
「みてみてぇ。がおー!」
俺の右隣に座る水前寺が先の尖がったスナック菓子を指にはめて怪獣の真似らしきことをしてきたが、無視すると構ってとしつこいので適当に笑っておいた。
モニターの前に立つ木之本はさっきからマイクを独占しては、激しく頭を振っていわゆるヘッドバンギングをしながら、V系の曲を熱唱している。
そんななか、俺は少しだけ悔やんでいることがあった。
入室した順番の流れで、かおるの隣をキープできなかったのだ。
指定された部屋へ歩いている時に自然を装ってかおるの後ろに回るべきだった、と頭の中ではひたすら後悔が渦巻いている。