Galaxy☆Quintet 〜優等生女子がバンドを始めた話〜【連載中】
それは無論バンドのことだ。
初めは不安要素が多すぎて、しかしいざやってみたら思いの外楽しくて、俺の生活はサッカーとバンドのお陰でかなり充実していた。
ただ、この他にもうひとつ夢中になっているものがある。
もの、ではなくて人という表現が正しいな。
単刀直入に言おう。俺はかおるのことが好きだ。
ひょんなことから一緒にバンドをやることになって以来、その真っ直ぐなところや何かにひたむきに打ち込む姿、そして思いやりのある性格に惹かれたのだ。
実は初対面の時から、容姿も好みだと感じていたなんてことは恥ずかしくて誰にも言えないが。
さて、俺はいつかおるへの想いを本人に伝えることができるのだろうか。
「ぶん!ぶん!ぶん!はちがとぶぅ~」
部屋に戻るとヘドバンしすぎたせいか木之本がソファーの上でダウンしていて、代わりにマイクを手にしていた水前寺が音程が迷子になっている童謡ぶんぶんぶんを歌っていた。
金子はというと、携帯をいじって女とメッセージのやり取りをしているもよう。
かおるはしばらく戻ってこないだろう。
今日も今日とて、Galaxy☆Quintetはフリーダムだ。
初めは不安要素が多すぎて、しかしいざやってみたら思いの外楽しくて、俺の生活はサッカーとバンドのお陰でかなり充実していた。
ただ、この他にもうひとつ夢中になっているものがある。
もの、ではなくて人という表現が正しいな。
単刀直入に言おう。俺はかおるのことが好きだ。
ひょんなことから一緒にバンドをやることになって以来、その真っ直ぐなところや何かにひたむきに打ち込む姿、そして思いやりのある性格に惹かれたのだ。
実は初対面の時から、容姿も好みだと感じていたなんてことは恥ずかしくて誰にも言えないが。
さて、俺はいつかおるへの想いを本人に伝えることができるのだろうか。
「ぶん!ぶん!ぶん!はちがとぶぅ~」
部屋に戻るとヘドバンしすぎたせいか木之本がソファーの上でダウンしていて、代わりにマイクを手にしていた水前寺が音程が迷子になっている童謡ぶんぶんぶんを歌っていた。
金子はというと、携帯をいじって女とメッセージのやり取りをしているもよう。
かおるはしばらく戻ってこないだろう。
今日も今日とて、Galaxy☆Quintetはフリーダムだ。