君の声が好きなんだ
「春風さん」
「はい、元気です」
今日も聞けた。
梨々花の声。
高すぎず、低すぎず、自然な声。
でも、透き通っていて凛としている声。
そんな声を持っている君に惚れたんだ。
「最塚君、最塚!」
「はっはい!元気です…?」
ドッと笑いが起きる。
あぁー。
失敗してしまった…。
担任が苦笑いでこちらを見る。
「最塚、ちゃんと人の話は聞くように」
「はい。すみません…」
すると、クスクス笑いがまた起きる。
チラリと窓側の席の梨々花を見ると、表情は分からなかった。
「はい、元気です」
今日も聞けた。
梨々花の声。
高すぎず、低すぎず、自然な声。
でも、透き通っていて凛としている声。
そんな声を持っている君に惚れたんだ。
「最塚君、最塚!」
「はっはい!元気です…?」
ドッと笑いが起きる。
あぁー。
失敗してしまった…。
担任が苦笑いでこちらを見る。
「最塚、ちゃんと人の話は聞くように」
「はい。すみません…」
すると、クスクス笑いがまた起きる。
チラリと窓側の席の梨々花を見ると、表情は分からなかった。
< 1 / 5 >