君の声が好きなんだ
麗華と入れ違いに入ってきたのは、俺の親友 柚希 だった。

「おっまえ、バカなのか?」

話しかけたとたんに言われてしまった。

「え?何が?」

すると、柚希はため息をついて

「天然イケメンってモテるのかぁ?見習うか」

なんて、ブツブツ言っていた。

ん〜?

そんな事を話していると、1時間目が始まった。

放課後になったら、梨々花と2人きりになれる!!

その思いをエネルギーに変えて、授業を乗り切り、あっという間に放課後になってしまった。

時の流れは速いんだなぁ、なんて思いながら梨々花を誘いに行くために立ち上がった。
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