君に伝えたかったこと
芳樹とさおりが一緒に仕事をするようになってから、7年以上が過ぎた。
お互い同じ歳だということもあってウマも合った。
日が落ちたオフィス街を抜け、打ち合わせでよく使うイタリア料理店へ向かう二人。
テーブルに並んだ二つのコーヒーカップが空になった頃には、良樹とさおりの会話は、今までの世間話から仕事の話に移っていた。
「今回の撮影はモデルが一般人の女性で、ロケ場所は県内の練習場・・・と」
芳樹はさおりの話の要点を手際よくパソコンに打ち込みながら復唱する。
「そう、本職モデルを使わずに、でもおしゃれでかわいいゴルフシーンをカラーページで作るのよ。さらに女性は既婚者だけど、プライベートでゴルフを楽しむっていう設定かな」
「ふーん、人妻とゴルフ・・・。 おしゃれな誌面になるかねぇ」
お互い同じ歳だということもあってウマも合った。
日が落ちたオフィス街を抜け、打ち合わせでよく使うイタリア料理店へ向かう二人。
テーブルに並んだ二つのコーヒーカップが空になった頃には、良樹とさおりの会話は、今までの世間話から仕事の話に移っていた。
「今回の撮影はモデルが一般人の女性で、ロケ場所は県内の練習場・・・と」
芳樹はさおりの話の要点を手際よくパソコンに打ち込みながら復唱する。
「そう、本職モデルを使わずに、でもおしゃれでかわいいゴルフシーンをカラーページで作るのよ。さらに女性は既婚者だけど、プライベートでゴルフを楽しむっていう設定かな」
「ふーん、人妻とゴルフ・・・。 おしゃれな誌面になるかねぇ」