君に伝えたかったこと
「とりあえずそんな感じで準備しておくわ」

「じゃ、お願いね」

「了解。そのモデルさん えーと吉里さんをピックアップして撮影現場までお連れすると」

「一応本人に確認とってから連絡先をメール入れておくね。
あなたから連絡しておいてくれるかな。たぶん昼間のほうが連絡とりやすいわよ。」

一通り仕事のことを話し終えたさおりは

「私はこれから会社に戻るから」

と言いながらテーブルの伝票をサッと取り上げレジに向かう。

「ごちそう様っす」

芳樹は さおりに挨拶をすると、仲間の待つ行きつけの店に向かうのだった。
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