君に伝えたかったこと

連絡先

芳樹は再び地下鉄に乗り込んだ。

駅を3つ過ぎたところでホームに下りると、そのタイミングを待っていたかのようにメッセージが入る。

『お疲れ! 吉里美貴恵さんの連絡先 090✖✖✖✖✖✖✖ よろしく』

メッセージを確認してからポケットに携帯を突っ込んで歩きだした。

それはどこにでもある当たり前の日常から生まれた出来事
当たり前だったからこそ、誰も気が付かなかった

それが特別な時間へのきっかけだなんて
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