君に伝えたかったこと
新しい仕事
強い日差しが差し込むガラス張りのオフィス。
カラフルな机とシルバーに光る椅子が置かれたミーティングルームは、いかにもデザイン事務所らしいオシャレな雰囲気を漂わせている。
芳樹と大志は新しい案件の説明と挨拶を兼ねて横浜に来ていた。
ガラスから見える景色の遥か遠くにはランドマークタワーが見え、その横には観覧車の一部分が顔を覗かせている。
見るともなしに視線を窓の外に泳がせていると、隣から大志が話しかけてくる。
「芳樹さん 芳樹さん!!」
「お、おう。なんだよ」
「なんだよじゃなくて ちゃんと話し聞いてます?」
「ん、聞いてない」
「あーもう、だから今日打ち合わせする仕事の件はかなりの・・・」
大志の言葉を芳樹がさえぎる。
「わかってるよ、かなりオイシイ話で今後につなげて欲しいってことだろ」
「そうですよ。今回の仕事を受けられればオレも念願の独立のチャンスなんですから」
「はいはい、お前の独立のためにがんばるよ」
「お願いしますよ」
そう言って大志は目の前に置かれたコーヒーをイッキに飲み干した。
カラフルな机とシルバーに光る椅子が置かれたミーティングルームは、いかにもデザイン事務所らしいオシャレな雰囲気を漂わせている。
芳樹と大志は新しい案件の説明と挨拶を兼ねて横浜に来ていた。
ガラスから見える景色の遥か遠くにはランドマークタワーが見え、その横には観覧車の一部分が顔を覗かせている。
見るともなしに視線を窓の外に泳がせていると、隣から大志が話しかけてくる。
「芳樹さん 芳樹さん!!」
「お、おう。なんだよ」
「なんだよじゃなくて ちゃんと話し聞いてます?」
「ん、聞いてない」
「あーもう、だから今日打ち合わせする仕事の件はかなりの・・・」
大志の言葉を芳樹がさえぎる。
「わかってるよ、かなりオイシイ話で今後につなげて欲しいってことだろ」
「そうですよ。今回の仕事を受けられればオレも念願の独立のチャンスなんですから」
「はいはい、お前の独立のためにがんばるよ」
「お願いしますよ」
そう言って大志は目の前に置かれたコーヒーをイッキに飲み干した。