涙、滴り落ちるまで
女の子は「お兄ちゃんは……私をさっきの悪霊みたいに斬るの……?」と泣きそうな顔になった。
「斬らないよ。死神は、君の未練を断ち切る仕事……つまり、霊の悩みを解決する仕事もしてるんだ」
「霊の悩み……」
「君の悩み、良かったら僕に聞かせてくれないかな?」
僕が問いかけると、女の子は頷く。
「私、松宮 佳奈……よろしくね」
松宮 佳奈って……保護して欲しいってライラ様に頼まれた……。
「よろしくね」
僕は、佳奈さんに微笑んだ。
「斬らないよ。死神は、君の未練を断ち切る仕事……つまり、霊の悩みを解決する仕事もしてるんだ」
「霊の悩み……」
「君の悩み、良かったら僕に聞かせてくれないかな?」
僕が問いかけると、女の子は頷く。
「私、松宮 佳奈……よろしくね」
松宮 佳奈って……保護して欲しいってライラ様に頼まれた……。
「よろしくね」
僕は、佳奈さんに微笑んだ。