君がすべてを忘れても、この恋だけは消えないように
約束と心配なこと
今度またふたりで
最近、学校の近くに大きな図書館ができた。
建設中から私は気になっていて、ずっと行きたいなあと思っていた場所だ。
樹くんにそのことを話すと、ある日の放課後、ふたりで一緒に行くことになった。
「わー、すごい……!」
エントランスから中に入った瞬間、館内を一望した私は感嘆の声をあげる。
騒いではいけない場所だから、抑えめの声で。
「ほんとだ。最新の設備って感じ」
樹くんも目をぱちくりとさせながら、きょろきょろと周囲を見渡していた。
壁面の本棚に、天井高くまで整然と敷き詰められた数多の本。
全部でいったい何万冊あるんだろう。
カウンターのそばには、パソコンが何台も置かれていて、多くの人が使っていた。
本の検索に使うことはもちろん、ネットサーフィンをしたり文書を作ったりなども自由に行えるらしい。
窓際には、ソファ席や半分寝転んだ状態になれるカウチ席があるのが見えた。
カフェも併設されていて、お茶をしながら読書をしている人たちもいた。
建設中から私は気になっていて、ずっと行きたいなあと思っていた場所だ。
樹くんにそのことを話すと、ある日の放課後、ふたりで一緒に行くことになった。
「わー、すごい……!」
エントランスから中に入った瞬間、館内を一望した私は感嘆の声をあげる。
騒いではいけない場所だから、抑えめの声で。
「ほんとだ。最新の設備って感じ」
樹くんも目をぱちくりとさせながら、きょろきょろと周囲を見渡していた。
壁面の本棚に、天井高くまで整然と敷き詰められた数多の本。
全部でいったい何万冊あるんだろう。
カウンターのそばには、パソコンが何台も置かれていて、多くの人が使っていた。
本の検索に使うことはもちろん、ネットサーフィンをしたり文書を作ったりなども自由に行えるらしい。
窓際には、ソファ席や半分寝転んだ状態になれるカウチ席があるのが見えた。
カフェも併設されていて、お茶をしながら読書をしている人たちもいた。