君がすべてを忘れても、この恋だけは消えないように
「貸出期間は二週間らしいけど、予約が入ってなければ延長できるんだって。俺は二冊しか借りてないから、二週間で読み終わりそうだけどさ」
「わ、私は四冊借りたけどたぶんいける……。読むの好きだから」
そんな話を樹くんとしながらも、頭の中は彼に対するこの気持ちをどうしようって、ずっと考えていた。
気持ちを伝える……?
樹くんに「好きだよ」って告白する?
でも、樹くんが私のことをそう言う風に見ていなかったとしたら……。
この関係が気まずくなっちゃうかも。
でもこんなにも溢れ出しそうな気持ち、ずっと言えずになんていられるのかな?
久しぶりの片思い。
恋愛どころか、人付き合いすら下手になってしまった私は、どうしたらいいのかわからなくって、ずっとぼんやりしながら樹くんと会話をしてしまった。
「わ、私は四冊借りたけどたぶんいける……。読むの好きだから」
そんな話を樹くんとしながらも、頭の中は彼に対するこの気持ちをどうしようって、ずっと考えていた。
気持ちを伝える……?
樹くんに「好きだよ」って告白する?
でも、樹くんが私のことをそう言う風に見ていなかったとしたら……。
この関係が気まずくなっちゃうかも。
でもこんなにも溢れ出しそうな気持ち、ずっと言えずになんていられるのかな?
久しぶりの片思い。
恋愛どころか、人付き合いすら下手になってしまった私は、どうしたらいいのかわからなくって、ずっとぼんやりしながら樹くんと会話をしてしまった。