小説「グレイなる一族」

エピソードⅧ 「グレイなる秩序を(後編)

エピソードⅧ

「グレイなる秩序を(後編)」 

I am GALY・・
私の名は、グレイ

私は、ある悪のテロリスト共から、「グレイランド」の平和を保護する誇り高き高貴な者だ。

前回では、すっかり大事な仕事を忘れていたようだ。
夕食の後アーノルドと再び遊んでやりセバスチャンと日課のグレイダンスの練習・・
グランマとの熱き抱擁後すっかり、眠ってしまった。

しかしどんな事もちゃんと思い出すのはさすが誇り高き高貴な生き者たるゆえんと言えよう。

前回の憲法の内容だってちゃんと、覚えている。

草案 

(1) グレイランドの宗教はグレイ教(教祖は私)

(2) 私が「アーン♪」と民衆に呼びかけを行う時は、トイレの掃除

(3) いかなる場合であっても、トイレを覗いてはならない

(4) 私はホッカイロではない

(5) 私のお腹は手で摘まんではいけない

(6) 私の背中を手で摘まんではいけない

(7) 私の耳を隠して、「ドラエモン」や「ウサギ」と言って笑ってはいけない

(8) 私が舌を終い忘れている時はそれにふれてはならない

「ふー」ざっと以上こんなんだったな。
では、「グレイランド」の広場に民衆が集まっているから、
憲法の発令しに出かけようではないか・・グレイランド広場はグレイランド大通り・・
約35歩の距離にある。

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