小説「グレイなる一族」
私は、「グランマ」が帰国する前に「セバスチャン」の手の平の中の「カニカマボコ風味スライス(更にスライスバージョン)」を美味しく頂いたのである。この「カニカマボコ風味スライス(更にスライスバージョン)」はこの後、計六回ほど私の口の中にとろりと入って行き私は更に美味しく頂く事が出来、計六回目が終わる頃、「グランマ」が帰国してきたのだが私は、これだけでもはや十分だったのである。(美味でごじゃいましゅる)


グランマ「あら、武雄・・またグレイちゃんになんか買ってきたの?何買ってきたの?」

セバスチャン「あーカニカマボコ風味スライスだよ」

グランマ「馬鹿!!猫はイカとかタコとか食べさせたらお腹壊すのよ!!」

カニだと、「セバスチャン」は「グランマ」に最初に言っているのだが彼女の中で、カニとタコとイカは同音の意味らしくまったく私と「セバスチャン」の理論には彼女は同意せず、やがて「カニカマボコ風味スライス」は、彼女の手で食器棚の奥へと消えて行ったのだが、私は深い満足感をすでに得ており余裕があるのだ。余裕があるときは、「グランマ」の言うこれは毎日大事にちょっとづつねの冷たい仕打ちにも気持ちの良い相槌で返す事ができるのであった。

I am GALY・・
私の名は、グレイ

グレイ「ギュウーーーグルルウウぴーぴーぴー」

おおおう、何故だお腹が痛い・・「カニカマボコ風味スライス」を食べてからしばらくしての事、突然私のお腹がシャーシャー状態になり、私の肛門には「チョコチップ」ならぬ「チョコクリーム」で覆われてしまった、由緒正しき誇り高き高貴な生き物の一族の末裔である。

わたすはべっこおもうんだは、「セバスチャン」がまだ私の食した事のない「焼き鰹ステ
ィック」えらんで買ってきてくれたのなら・・「チョコクリーム」で肛門は覆われたのだろうか?由緒正しき誇り高き高貴な頭脳でかんがえるんだけど・・ぴーーぴーぴーーぎゃああ!!

だけんどもいまたすかに言えるのは、ワタスの肛門周りは聖域なき構造改革をよぎなく
されているんだ・・ぴーぴーぴ・・・









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