小説「グレイなる一族」

エピソード5重壱 「グレイなる国交」

エピソード50 「グレイなる国交(前編)」

I am GALY・・
私の名は、グレイ

私は、この「グレイランド」・・・以下同文。

時節は、八月の真ん中つまりお盆休みに入ろうとしている頃の話である。この頃の「グレイランド」はもうすぐ「マロン」がまた帰国してくる予定の為と東の国から、「ノリィーアントワネット使節団」なる団体がやって来る為、「グランマ」や「セバスチャン」などはこのクソ暑い日差しの中いつもよりも念入りにお片づけ作業に入り、私はしばしの間「グランマ」や「セバスチャン」などから私という存在が軽んじられているのだ。日頃から、こまめにお片づけ作業を行っていればいいものを、「グランマ」も「セバスチャン」もお片づけが嫌いになので、追い込まれてから作業をするものだから、余計に私という由緒正しき誇り高き高貴な生き物でありながら、この「グレイランドの長」の存在を軽く扱わねばならなくなるのだ。

「グランマ」の話によると、「ノリィーアントワネット使節団」は「ノリィー絶対共和国」からやってくるらしいのだ。「ノリィー絶対共和国」の独裁者が「ノリィーアントワネット」でらしい・・「セバスチャン」曰く「ノリィーアントワネット」は、マシンガントークを得意としており彼女がこの国やって来ると、誰も逆らえないらしいのだ。「マリィーアントワネット」の有名な台詞「パンが無ければケーキを食べればいいわ」の強烈な台詞を引用してその昔、「セバスチャン」に攻撃したらしいのだ・・

ノリィーアントワネット「牛乳が無いから勝手来て!!」

セバスチャン「・・・・・・・・・・・・・・え?・・?」

ノリィーアントワネット「ほら!!早く(怒。)」

「セバスチャン」ですら、この命令に逆らう事が出来なかったらしい

グレイ「ノリィーアントワネット!!恐るべし・・」

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