小説「グレイなる一族」
神様(作者は、)はそう言うと・・また落雷と共に帰って行ったのだが、なぜいちいち落雷を落としてゆくのか?その理由は分からず・・私という由緒正しき誇り高き高貴な生き物は、迂闊にもまたビビッて仰け反ってしまい・・また予定よりも「セバスチャン」の鼻に「チョコチップ」が付いてしまったのは悲しい三次被害である事は言うまでもない・・

エリス「だぁ!ぁ!だぁ!!!!」

という言うと止まっていた「グレイランド」の時間は再び動き出し・・キッチンから「マロン」と「グランマ」の作る料理の香りが、昨日借りてきたTUTAYAのDVDの爆笑シーンで「プーちゃん」の笑い声が・・「セバスチャン」のプリンを盗み食いしようとしている「ノリィー」の忍び足が・・料理ができるのをひたすら待っている「アーノルド」と「マーガレット」の唇から引力によって、よだれが床に落ちる音がいっせいに鳴り始めた。

セバスチャン「ぎゃーーーーーーー!!!クサイ・・・」

I am GALY・・
私の名は、グレイ

私は、「エリス」恐るべしである事を知ったがどうせ誰に言っても、神様(作者がこの「グレイランド」に存在しているなんて信じないだろうから・・この際「エリス」と私との秘密にしておこうと考えている由緒正しき誇り高き高貴な生き物の一族の末裔である。




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