小説「グレイなる一族」
「グランマ」・「マロン」・「アーノルド」・「マーガレット」は、大派閥新党マユなしを結成し一応形だけ「マロン」を党首にすえるが、すべての実権は「グランマ」の手にゆだねられ(このスタイルはグレイランドの経済状態のスタイルと同じである)、今日は外にご飯を食べに行くという論議を議会に上げた。大派閥新党マユなしに続く政党を結成したのは「ノリィー」だ、彼女は「エリス」・「プーちゃん」と社会主義時々庶民主義をスローガンに掲げる社民党で抵抗勢力の狼煙を上げ「ノリィー」は党首になった。

残った「セバスチャン」と私という由緒正しき誇り高き高貴な生き物で自由にぐーたらするという意味を込めて、少数派の自由党を結成した。私と「セバスチャン」は普段基本的には仲良くないのであるが、今回の国会における議会の焦点が、外にご飯を食べに行くか?行かないか?ということなのであまり私という生き物に関係がなくしかも最大派閥である新党マユなしには、私という生き物がいなくてもたくさんの生き物がいるため残った「セバスチャン」と連立という形で党首のいない自由党を結成したのだ。

「ノリィー」は東の国の「ノリィー絶対共和国」の元首であるから、この「グレイランド」で党を作るなんておかしいなんて意見にはこの際、目を瞑り「ノリィー」はどこだって「ノリィー」なんだという解釈で物語は進行していく。[By神様(作者)

国会に上がった議題である。今日は外に食べに行くぞという起案は、予想のとおり荒れに
荒れている・・新党まゆなしの代表討論において「グランマ」がこんなに暑いし面倒じゃない・・という弁論に対し、社民党の代表答弁は、

ノリィー「こんなお盆のまっただなかじゃきっと何処もいっぱいよ」

と言って返し、国会は混迷を迷走するばかりである。続いて、私という由緒正しき誇り高き高貴な生き物とぐーたら「セバスチャン」が連立する自由党の代表答弁はこうだ・・

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