小説「グレイなる一族」

女神「貴方は今、地上で死んでここに来ました。でもまた新しい身体を得て地上に帰らなければいけません。」

アレン「アノルは、どうなったのですか？」

女神「アノルも此処に遣ってきました・・そして新しい時代の地上に帰って行きました。」

アレン「無事だったのですね・・新しい時代の地上に帰ったそれはどういう事ですか・」

女神「貴方の知っているアノルはもう存在しません。そしてまた、貴方も新しい時代の
地上に戻らねばなりません。」

私は不思議と目の前に立っている皇后しい女性の言葉の通りにしなければならないと思
った多分ここは、私が知っている場所ではないのだろう・・

女神「貴方には、新しい時代の地上に戻るために一つだけその新しい地上を生きてゆく
ための希望を聞きます。どんな希望がありますか？」

アレン「私は誰よりも強い肉体が欲しい・・大事な人を守れるだけの」

女神「分かりました。全ての記憶と引き換えにその希望を叶えます・・ではいい旅を・・」

皇后しい女性がそういうと右手に持っていた杖で私の胸に触れ・・その瞬間私は光となっ
て、流星となって地上に流れ落ちた。

私は気が付くと、戦場に立っていた。来る敵来る敵をこの太い腕力でなぎ払ってゆく
どうやら、今私が立っているのは「ガイア戦争」の戦場のようだ。

・・つづく。