小説「グレイなる一族」
こんな暮らしを始めてから、何ヶ月かたったある日、山中に茸を取りに出かけていると、

「キャー」

と悲鳴が響き渡ったのでその悲鳴の元へ走って行くと、一人の女性が獣に襲われそうになっていたので、私は彼女の盾となり剣を振り払い獣を倒した。

アラン「大丈夫ですか?」

私は、襲われていた女に手を差し伸べるが彼女は獣に襲われたショックで気を失っていた。私は、仕留めた獣と彼女を馬に乗せると我が家に連れ帰った。

気を失っている女性を我が家のベットに寝かされると、不思議に思ったのはこの女性の
身に付けている装飾品が見たこともない高級な装飾品である事だ。このくらいの装飾品
となると、滅多な事では一般では見受けられないのだが・・この女性は一体?

助けた女性は半時ほど私のベットに眠っているとやがて、起きだした。

女「ギャー!!!!!!!!」

アラン「うわ!!!!!!」

寝ていた女性が起きると、いきなり叫んだので私もびっくりして座っていた椅子をのけぞ
ってしまった。そんな様子を見た彼女は・・


女「はははっはっはっはあっはっははは」

私がのけぞった光景をみて笑うので私も、

アラン「はっはははっはあはははっはっはは」

私も一緒に笑ってしまった。私はさっき、彼女を襲っていた獣とキノコを調理した料理と水を彼女に差し出すと、彼女はものすごくお腹が空いていたらしく無我夢中で食べ始めた。彼女は、栗色の長い髪とこれ以上の白さはないといえる、透き通った白い肌を合わせ持った絶世の美女だ。

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