小説「グレイなる一族」

「やめろ！！お前たち、一体何をしようというのだ。」
「放せ・・やめないか・・誰だと思っているんだ。」
「やめろ　ぎゃーーーーーーーあ。」

私は、ある日何者かの巨大な陰謀によって、暗い部屋に閉じ込められてしまった。
その部屋はとても狭く、ものすごい地震と火山の噴火のような揺れと
轟音が小玉していた。

「この猫がグレイです。よろしくおねがいします。」

「どれどれ・・」

そう言って、「グランマ」と「セバスチャン」が私を覗き込んだ。

「可愛いね」

「うん」

「猫を飼うのは十年ぶりだね。」

「そうね・・これからの生活は楽しいわ。」

私は、長く見ていた眠りから目覚めると「グレイ大通り」に設置されているソファーの上で毛づくろいを始めた。最近貫禄を付けすぎた為に身体の隅々まで舌が届かなくなっているが・・

グランマ「グレイちゃん・・キャットフードの缶詰あげるよ！！おいで」

「グランマ」のそんな声が聞こえてくると私は全力で「グランマ」の背中を追った。

食事が終わると、又眠くなったので「グレイ大通り」に設置されているソファーの上で眠り始めた

セバスチャン「この猫・・自分の事を猫と思ってないぞ」

グランマ「・・・なんで？」

セバスチャン「猫の癖に仰向けで寝ているじゃん！」

グランマ「はは本当だ・・可愛い・・」

I　am GALY・・
私の名は、グレイ

私は、由緒正しき誇り高き高貴な血を身体に宿す一族の末裔で
この「グレイランドの長」だ！！

完