小説「グレイなる一族」
サイドビジョン 「それでも僕は猫じゃない」
私の名は、グレイである。
職業 由緒正しき誇り高き高貴な生き物
私は、いつものように最強線の満員電車で大好きな鰹節スティックを買いに行くために
揺られていると、K1駅について人の流れに押し出され再度、電車に乗り込もうすると一
人の女子中学生が私の手を掴み
「貴方・・猫ですよね?」
「いえそんなじゃないですよ」
「いえ猫ですよ」
女子中学生は、私を猫だと勝手に決め付けて駅員まで出てきて人騒動ができてしまい
私の由緒正しき誇り高き高貴な身体は、駅員からなんと警察に手渡されてしまった赤ち
ゃん抱っこで、私は全て始めてだったのでちゃんと自分を主張すればすぐに開放されると思ったのである。
しかし、これからこの物語は私が猫なのか?そうじゃないのか?
数ヶ月に渡って、警察や検察そして裁判に至るまでの記録なのである。
「だから僕は猫じゃないって言っているでしょ」
―続く。
職業 由緒正しき誇り高き高貴な生き物
私は、いつものように最強線の満員電車で大好きな鰹節スティックを買いに行くために
揺られていると、K1駅について人の流れに押し出され再度、電車に乗り込もうすると一
人の女子中学生が私の手を掴み
「貴方・・猫ですよね?」
「いえそんなじゃないですよ」
「いえ猫ですよ」
女子中学生は、私を猫だと勝手に決め付けて駅員まで出てきて人騒動ができてしまい
私の由緒正しき誇り高き高貴な身体は、駅員からなんと警察に手渡されてしまった赤ち
ゃん抱っこで、私は全て始めてだったのでちゃんと自分を主張すればすぐに開放されると思ったのである。
しかし、これからこの物語は私が猫なのか?そうじゃないのか?
数ヶ月に渡って、警察や検察そして裁判に至るまでの記録なのである。
「だから僕は猫じゃないって言っているでしょ」
―続く。