小説「グレイなる一族」

エピソード壱　

「グレイなる一族の住人達」

I　am GALY・・
私の名は、グレイ

私は、ある日何者かの巨大の陰謀によって、新しい世界の統治を任された者だ。
今私の目の前には、二匹の生き物がいる。

紹介しよう・・

背が高くヒョロりとしたのが私の執事の「セバスチャン」だ。
そしてその隣にいるセバスチャンよりも、少し背が低い生き物が私の主な世話を
担当する「召使い」だ。

私は、高貴な生き物故、この召使いという言葉は嫌いだ。
そうだ、私の母の香りがするので、「グランドマザー」と呼ぼう。
しかし、私は高貴なれど少々忘れっぽい所があるそうだな「グランマ」と呼ぼう。

「グランマ」と「セバスチャン」とはなんせ・・まだ日が浅い
　何かと私の事を分からなすぎる。

「これ、グランマよ。私は非情に高貴な生まれなので、そんな古い水など飲まないんだよ
　私は、常に新鮮を求めるので水道の蛇口からでる一番絞りしか飲まないだって」

「こら水を飲まないのは、一番絞りじゃないからだって・・」
「こらバカもん！！身体をあちこち触るでない・・下ろせ下ろせ・・触るでない
　やめないか・・ぎゃ・・・・・・・あ。」

グレイちゃん、お水飲まないね。
何処か悪いのかな・・あんまり水を飲まないから病院に連れて行ってみるわ。

I　am GALY・・
私の名は、グレイ

私は、一番絞りの「お水」をこよいなく愛する高貴な生き物である。

エピソード2へ続く。