小説「グレイなる一族」
エピソード三重 「グレイなる珍客」
エピソード三重 「グレイなる珍客」

I am GALY・・
私の名は、グレイ

私は愛と勇気とカツオ節でこの「グレイランド」の平和を守っている者である。

本日、「グレイランド」におかしな珍客がやって来た。その男は「セバスチャン」の友らしいのである。「セバスチャン」の友なのでどうせろくなもんではないのだろうが、せっかくなので挨拶してみた。

グレイ「ようこそ・・グレイランドへ」

その珍客は、私を見つけるとろくな挨拶もなしにいきなり私をハグし始めたではないか?
さすがは「セバスチャン」の友といえる者の行動である。

まったく、「セバスチャン」と同じパターンの行動をするのだ。私はこの珍客がちょっと面倒くさい者だと判断する前にこの珍客は私の体のあちらこちらを一生懸命触ったり揉んだりして、自分の願望だけを満たしているのだ。

私はこの珍客の名を「エロイン」と名づけたのであった。そうこうしている間もこの
「エロイン」は、私の身体を擦ったり揉んだりする行動を全然止めようとしないのだ。

多分「エロイン」はかなりの欲求不満を溜めているようなのだ。それを私の身体で満たそうとしているこれは、犯罪だ事件だ・・

「エロイン」は見た所、「セバスチャン」よりも年の頃は大きくかなりスケベそうな顔のパーツで構成され熟成された生き物である。

< 60 / 211 >

この作品をシェア

pagetop