小説「グレイなる一族」
私は、この「エロイン」から何度も逃れようと頑張っているのだが・・「エロイン」はさらに揉んだり擦ったりして来る。ここまでくるとかなり欲求不満の持ち主であるのだう。

「エロイン」の後頭部に大きな一本の傷跡がある。この傷跡は多分手術と呼ばれるもの
したからであり、「セバスチャン」と「エロイン」の会話を盗み聞きしていると、「エロイン」は、頭の中の大事な部品が足りないらしいのだ。

だから、永遠と同じ行動取り続けるのであるらしい。

私は、そんな「エロイン」にほんの少し同情し、身体を少しの間彼の好きなようにさせているのだが、「エロイン」は「エロイン」でしかなかったのである。

もはや「エロイン」の行動は私にとって、「セバスチャン災害」に続く災害となったのは言うまでもない類は類を呼ぶとはまさにこの事でる。

I am GALY・・
私の名は、グレイ

私は、社交的であり外好的な性格の持ち主ではあるのだが、「エロイン」だけは
勘弁してくれと考えている由緒正しき誇り高き高貴な一族の末裔である。

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