小説「グレイなる一族」
私は、どうして「エロイン」がトイレに執着するのか?不思議に想い彼と一緒にトイレ
に入ってみた。「グレイランド」のトイレは洋式でジャーと流せば上の方で彼らが手
を洗う為の水が流れてくる。

私は本当は「エロイン」がどうして?トイレに執着するのかなんか?
どうだって良かったのである。そう、喉が渇いていたので自分でそのチャンスを伺う為
に「エロイン」と一緒ににトイレにはいったのである。誤解しないでもらいたいのは、
「エロイン」と違い私は変態ではない・・これだけは強く言っておきたい・

喉を潤したいだけなのである。

私は、彼と共にトイレに侵入すると、洋式トイレの頂上に上り「エロイン」が用を
足す光景を見ていた。彼が用を足すのを終わらないと頂上に水は流れない・・

「じゃぽじゃぽーーじゃ」

「エロイン」の豪快な用を足す音は、トイレの中をこだましている「エロイン」はなかな
ビックで少々色が黄色すぎる、もう少し健康に気を使った方がいいのではないか?
と思えるのであるが私はあえてそれを言わないでおく・・

今私は、トイレの頂上に流れてくる水の為に全神経をスタンバイにしておかなけれ
ばならない・・その理由はトイレの頂上から、流れてく水は最初勢いがよく直ぐに
その勢いが弱まっていくのである。私が快適と思える水量でいられるのは

僅かな時間でしかないのだ。

「一番絞りの水」とはまったく違いこの「二番絞りの水」は私にとって扱いにくいものなのだ。
そろそろ「エロイン」の用も終わりそうである。

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