いきなり人気俳優の婚約者になりました。~絶対秘密の同居生活~




「どうりで昨日優里ちゃんと電話したとき元気ないな~と思ったんだよ~」



何でもっと探り入れなかったのか俺!!と激しく嘆いている竜生。



って



「電話!?したの!?」


「んー、そう。だめだった?」


「だめだよお前何人の彼女勝手に連れまわしたり電話したりしてんの!?」





「えっ彼女!?」




エマが驚いたように目を見開く。




「こないだ楽屋にいた子…幼なじみなんじゃ」


「うん、そう。そんで今は…彼女。てか婚約者?」


「こ、コンヤク…」





なぜか顔を真っ青にしたエマが顔を伏せた。





「あーあ。罪な男だな~アヤちゃん、早く言わないから」


「何言ってんの?てかこれ…けっこう拡散されてるって言ったよね?」


「うん、もしかしたらもうマスコミの奴らも動き始めて…っておい、アヤ!?」


「ごめん竜生、スマホ借りるわ」




俺の言葉に一瞬キョトンとした竜生だったけど、


すぐに笑顔になって「がんばれよ~」と手を振ってきた。




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