私があなたを殺してあげる
3
仕事を終えたのが午前二時。私はそれから一度家に帰り、浅尾くんの上着を持ってドラッグストアへと向かった。
軽蔑されてもいい、昨日のことちゃんと謝らないと。
私は店の中を覗き、浅尾くんがいるかを確認する。すると浅尾くんと目が合った。
「あっ!」
思わず私は扉の陰に身を隠す。
隠れてどうするのよ!
そしてもう一度、恐る恐る店の中を覗き込むと、浅尾くんの姿はない。
あれ? いない?
すると突然、「楠田さん」と、声を掛けられた。
「えっ!?」
びっくりして振り返ると、裏口から出て来た浅尾くんがいた。
「ああ、浅尾くん、どうして?」
「外に不審者がいたんで、店長に話して撃退しに来ました」
「不審者・・・ 撃退って・・・」
確かに店の前でウロウロと、今の私は不審者に違いない。
「上着、持ってきてくれたんですか?」
「ああ、うん。ありがとう」
私は思い出したように上着に視線をやると、浅尾くんに手渡した。
軽蔑されてもいい、昨日のことちゃんと謝らないと。
私は店の中を覗き、浅尾くんがいるかを確認する。すると浅尾くんと目が合った。
「あっ!」
思わず私は扉の陰に身を隠す。
隠れてどうするのよ!
そしてもう一度、恐る恐る店の中を覗き込むと、浅尾くんの姿はない。
あれ? いない?
すると突然、「楠田さん」と、声を掛けられた。
「えっ!?」
びっくりして振り返ると、裏口から出て来た浅尾くんがいた。
「ああ、浅尾くん、どうして?」
「外に不審者がいたんで、店長に話して撃退しに来ました」
「不審者・・・ 撃退って・・・」
確かに店の前でウロウロと、今の私は不審者に違いない。
「上着、持ってきてくれたんですか?」
「ああ、うん。ありがとう」
私は思い出したように上着に視線をやると、浅尾くんに手渡した。