私があなたを殺してあげる
2
私は智明の休憩時間を待ち、外のベンチで座っていた。
「あれ? 来てたんや?」
「うん」
智明は巾着に入ったお弁当箱を持っていた。あゆむさんが作ってくれたものだろう。
「あゆむさんから?」
「えっ? ああ、って、あゆむのこと知ってるん?」
「うん、さっき少し話した」
「そうか・・・」
だいたい何を話していたかは察しがついたのだろう、智明はそれ以上聞こうとしなかった。
智明は遠慮しながらお弁当箱を開き、箸をつける。
少し遠慮した? それって私への配慮?
少し気があるってことかな?
まるで彼女にやばいものを見られているように、お弁当箱を隠すように体で覆う智明が少し可愛かった。
「あゆむさん、いい人だね?」
「ああ・・・」
「智明、いっぱい苦労したんだね?」
「あいつにも、いっぱい苦労かけた・・・」
「そうだね・・・」
智明は俯いたまま箸を進める。その姿がまるで泣いているように見えた。
「あれ? 来てたんや?」
「うん」
智明は巾着に入ったお弁当箱を持っていた。あゆむさんが作ってくれたものだろう。
「あゆむさんから?」
「えっ? ああ、って、あゆむのこと知ってるん?」
「うん、さっき少し話した」
「そうか・・・」
だいたい何を話していたかは察しがついたのだろう、智明はそれ以上聞こうとしなかった。
智明は遠慮しながらお弁当箱を開き、箸をつける。
少し遠慮した? それって私への配慮?
少し気があるってことかな?
まるで彼女にやばいものを見られているように、お弁当箱を隠すように体で覆う智明が少し可愛かった。
「あゆむさん、いい人だね?」
「ああ・・・」
「智明、いっぱい苦労したんだね?」
「あいつにも、いっぱい苦労かけた・・・」
「そうだね・・・」
智明は俯いたまま箸を進める。その姿がまるで泣いているように見えた。